PartⅠ|PartⅡ

いよいよ入園、初めての園生活。
期待と不安に胸いっぱいの子どもたち、そしてお母様。
園生活のいろいろな質問に(ちょっとだけ?)先輩お母さんがお答えします。

入園前の不安 『うちの子、大丈夫?』編

親と離れたことがないので泣いてしまうのでは?

泣いても大丈夫!子どもの状態や性格に合わせて、先生方が本当に辛抱強く接してくれます。無理強いせず、じっと子どもの気持ちが安定するまで待っていてくれて、おろおろするお母さんにも常に「大丈夫ですよ!」と、笑顔で励ましてくれます。その子たちも今ではすっかり、やんちゃ坊主&おてんば娘!

手を出しがちなので、お友達とのトラブルが心配です。

気持ちと気持ちがぶつかることは大人でもありますよね。だからある程度のトラブルは仕方の無いこと。でも問題はその後ですよね。トラブルの際、先生方は子どもたち一人一人と常に向き合って、まだ言葉に出来ない気持ちを代弁しながら子ども同士のコミュニケーションを図ってくれます。トラブルを回避するのではなく、子どもたちがそのトラブルにいかに対処していくかを根気強くお話してくれるのも、私達母親にとっては新鮮な驚きでした。

オムツがとれていないのですが。一人でトイレに行けないのですが。

大丈夫です!保育中に先生からゆっくりと言葉かけをして頂いて、皆順調にはずすことが出来ています。あせっていた母親たちを尻目に子どもの方がどんどん成長していった感じです。トイレに一人で行けないときも必ずついていって励ましてくれました。

食べるのが遅いので、お弁当の時間が心配です。好き嫌いが多いのですが、どんなお弁当がいいでしょう?

お弁当の時間は、子どもたちがほぼ食べ終わったら、みんなで一緒に「ご馳走様!」をしますが、その後また自由に食べられます。先生方も最後まで見守ってくれます。あせって食べても美味しくありませんよね。食事の時間は楽しんでほしいです。だから、なるべく好きなものを入れてあげます。時々、嫌いなものも忍び込ませることもありますが…(笑)でも結構食べてきますよ。好き嫌いより「全部食べた」という充実感の方が大事だとか…

<園長先生コメント>初めてのの園生活、心配なことが沢山あるでしょうね。でも安心してください。先輩お母さんが答えてくださっているようにそのお子さんの個性、ペースにあわせて対応します。子どもたちは幼稚園でさまざまな体験を通して成長します。自分の力で生きていくたくましさ、みんなの中で生きていく思いやり、協調性を身につけていきます。おかあさま方は子どもさんが困らないようにトラブルや障害となるものがないように願っていることでしょう。でも、いつまでも子どもの前の障害物を取り除いてあげることはできません。子ども自身が、実際にその障害を体験し対処する方法を身につけていくことが大切なんです。私達保育者や親御さんは、そのお手伝いをするだけなんです。手や口を出すのではなく、心をかけて見守り、じっくり待ってあげましょう。自分の力でできたことが自信につながり、またやってみようという意欲につながります。いつも温かい愛情で包んであげることが大切です。

入園前の疑問 『園での生活、もっと知りたい』編

男の先生とダイナミックに遊べる機会はありますか?

男の先生が毎朝笑顔で迎えてくれます。保育中は、カラダをいっぱいつかって遊んでくれます。毎週金曜日には、体操の先生もいらっしゃいます。体操やゲームなどをしており、園外保育や遠足などにも一緒に参加し、金曜日の保育後は体操教室(わんぱく)を行っています。

保育中の様子を見ることができますか?

基本的には参観日以外、教室の中に実際に入って見ることはできません。入園後の様子は、各行事や初めてのお弁当の様子などを、一階のホールでビデオ上映しています。

アドバイザーの先生がいらっしゃいますが…。

「子育てを話し合う会」があり育児の相談ができます。園長先生と同様に私達、母親の心の支えとなってくださる方です。育児に関する悩みや心配、迷いなど不安な気持ちを聞いていただいて、いろいろなお話をしていただくうちに自分に自信が持てたり、優しい気持ちで子どもと接することの大切さに気づいた母親たちが多いことか…みんな不安を抱えて育児に励んでいるんですね。自信満々に見えるあのお母さんだってきっと…(笑)

親が園に行く機会が多いようですが…。

園バスが無いので多いかもしれませんね。でも、その日の園の様子もわかり、先生と直接コミュニケーションがとれてよかったです。子どもと園の話をしてもチンプンカンプンだったので先生とお話できることはありがたかったです。また、園の行事や役割に参加することでお母さんの間にも活気がでますよ。

<園長先生コメント>お母様方が子育てに自信が持てなかったり、悩みを持つのは当たり前のことです。溜め込まないことが大切です。アドバイザーの先生に話してみると、違う視点から子どもを理解できるようになって、気持ちが楽になるようです。もちろん担任や私にも気楽に相談してくださいね。そして、ニコニコのお母さんになってください。子どもは笑顔のお母さんが大好きですからね。カーニバルについては大変だという方もいるでしょうね。子育てに追われていると自分自身の力を試すチャンスが少なくなりますよね。また、今、近所づきあいもあまりなく、人間関係が築きにくくなっています。作業を一緒にすることは人間関係を築く上の近道のようです。保育でも縦割りの関係を大事にしていますが、おかあさま方も楽しい縦割りのお友達ができているようですよ。何よりもお母様方が生き生きと前向きに取り組み自己発揮できる体験となるといいなと思っています。

PartⅠ|PartⅡ

ページトップへ