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☆ 創立60周年記念行事 ☆

11月30日(日)午後から第一部は在園児対象の「ロバの音楽座」コンサートを開催しました。場所は慶応大学来往舎ファカルティーラウンジです。「ロバの音楽座」の方たちは平成4年から幼稚園に2〜3年に1回くらいの割で来ていただいていました。「ロバの音楽座」の音楽を初めて聞いたとき、「音楽を聴いてこんなに温かい幸せな気持ちになるなんて!」とすっかりその魅力に引き込まれてしまいました。ですから是非幼稚園に来ていただいて園児とお母様方にこの音楽を味わってほしいと思ったのです。親子で一緒に聞くと共有体験となり、お食事の時にテレビを消してCDを聞きながら親子で楽しく食事ができるととても好評でした。引っ越しした卒園生が中学で「ロバの音楽座」を聞いて、幼稚園を思い出したとわざわざ電話をしてくれたこともありました。松本雅隆さん始めメンバーの方たちの子どもたちを人間として尊重する姿勢に私は惹かれたとも言えます。豊かな表現力と確実な技術の高さ、音を大事にすることやその中にユーモアと工夫が一杯詰まっていることに驚かされます。50周年に続いて60周年も皆さんに喜んでいただくことができて本当に嬉しかったです。

そして、湯浅とんぼさんが60周年を記念して日吉台光幼稚園の歌を創ってくださいました。「まいにちがたからもの」という歌です。子どもたちとお母さんたちへの応援歌でこの歌をうたうと勇気が出てくるような気がします。とんぼさんが駆けつけてくださってみんなでこの歌をうたうことができ、感激でした。

第2部は代々の母の会、ひまわり会の会長・副会長・役員の方々、そして旧職員の皆さんが5時から「60周年を祝う会」を開いてくださいました。本当は卒園生の皆さんにお声をかけたかったようですが転居者も多く、全員に通知しにくいということで役員の方のみになりました。岸野美代子前園長の時から幼稚園の教育に力を注いでくださった先生方もいらしてくださって懐かしく嬉しい1日になりました。また、昭和63年の会長さんを筆頭にそれぞれの年度で幼稚園を支えてくださった方々には同士の様な連帯感が生まれ、楽しい雰囲気があふれていました。皆様への感謝の気持ちと人間の出会いのすばらしさを改めて感じることができました。ありがとうございました。

何事も最初に始めるのは今の私が予想する以上に苦労が多かったことと思います。エネルギッシュな母でしたが、戦後すぐに幼稚園を始め、維持していくのは大変だったことでしょう。展示した昔の写真をみると幼稚園と共に大きくなった私は土台ができてから受け継いだのがよく分かります。やりがいのある仕事だとよく話していたのが今実感となっていますが、後継者となる息子にもその思いを伝えていきたいと思います。認定子ども園など、幼稚園の保育園化が進みつつある時代ですが、幼児教育の本質を見失わず質の高い保育と保護者の方々への支援に力を注いでいきたいと思います。日吉台光幼稚園が価値のある幼稚園であり続けるためにこれからも努力していきたいと思います。今年も皆様どうぞよろしくお願いいたします

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